1972-09-12 第69回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
それから、生産者米価の算定方式の問題でございますが、御承知のとおり、昭和三十五年から生産費・所得補償方式というものをとりまして、いわゆる増産ドライブをかけてまいりました。
それから、生産者米価の算定方式の問題でございますが、御承知のとおり、昭和三十五年から生産費・所得補償方式というものをとりまして、いわゆる増産ドライブをかけてまいりました。
それが昨今はさっきも申し上げたように、情勢が一変してまいっておりますので、いま米価をきめるにあたって増産ドライブをかけるべき時期かどうか、これは政治判断の問題になるわけですが、これは価格決定に非常に大きな要素になるというように、私どもは考えております。
それが政治的配慮だときめつけられれば、それきりでありますが、私は、そうした政治的配慮は絶対に必要だ、こう思っておるわけで、もしこれが逆の場合、どうにも米が足りなくて困る、しかし、物価は案外安い、労働賃金もあまり土がってないというときに、米が足りなくて困るので、何とか増産ドライブをかけたいというときには経済事情、つまり需給事情を考えて、さっき申し上げたように、昭和三十六年には思い切って、生産費・所得補償方式
○国務大臣(足立篤郎君) 生産費・所得補償方式というのは、別に法律に規定はございませんが、さっき申し上げた増産ドライブをかけるという政策的に考慮されて、いわゆる政治米価といわれたときから、そういう方式を慣例的にとっておりますので、私どもも本年の米価算定にあたりましては、前例どおり生産費・所得補償方式のワクの中で算定をいたしたのであります。
食管法では、生産費や物価、そうした経済事情を参酌してきめると書いてあるだけでございまして、その運用で一つの慣例になってきた、前例になってきた、こういうことでございますから、最近のように——先ほど来くどくなりますが、最近のような需給事情でございますと、増産ドライブをかけるような米価のきめ方は政府としてはどうしてもいたしかねます。
その後、パリティは昭和三十五年ですか、六年から生産費・所得補償方式というので、結局、いわば政治米価といわれる米価がきめられ、増産ドライブをかけてきたわけであります。
御承知のとおり、生産費・所得補償方式というやり方でかつて増産ドライブをかけてまいりまして、したがって、政治米価といわれたわけであります。いまあなたがおっしゃるように、数字的に出るなまの数字から見れば、確かに所得補償方式で都市労賃に置きかえますから、それは上がってくるわけです。それを食糧庁長官は答弁しているわけであります。